新車を買うならMINIがおすすめ!プロも絶賛する、輸入車屈指の“リセールバリュー”とその秘密

みなさんは、MINIに対してどんなイメージがありますか? おそらく、ほとんどの方は「おしゃれ」「可愛い」「コンパクト」といった、外観的なイメージを思い浮かべると思います。では同じ質問を、クルマのプロたちに投げかけてみましょう。すると意外にも、“MINIはリセールバリューが高いブランド”という回答が多く得られるんです。下取りで有利なことから、新車購入がおすすめなMINI。今回はそのリセールバリューの高さについて、4つの秘密とともに解説していきたいと思います。

一般的に輸入車は値落ちしやすい?

3~5年後の下取り額をあらかじめ購入価格から差し引く、「残クレ(残価設定型クレジット)」が近ごろ流行っているのはみなさんご存知でしょう。このことから下取り価格、すなわち「リセールバリュー」への関心が世間的に高まっています。リセールバリューが高い車種は価値が衰えにくいため、売却額が高く非常に経済的です。

視点を変えると、リセールバリューは“中古市場での人気度をそのまま表した指標”とも考えることができます。そうなると輸入車は人気がありますし、全体的に国産車よりも高価ですから、高く売却できるイメージを持つ方が多いでしょう。しかし、実際にはそれほどでもありません。車種によっては国産車のほうがリセールバリューが高いということも、往々にしてあるのです。

これはなぜかというと、日本人の多くは輸入車にプレミアム感を求めているからです。たしかに輸入車は人気があるのですが、これはあくまでも新車の話。極端にいうと“最新モデルこそステータス”と感じる人が多く、中古の場合はそれほど魅力に見えないのです。実用性が高いモデルや限定モデル、例えばメルセデスベンツ「Gクラス」などのクロカン車、ポルシェ「911」などのプレミアムスポーツを除けば、多くのモデルは3年程度で35~40%の価値になってしまいます。国産車の大衆モデルと、そう大差ありません。

輸入車の中でもMINIは例外的な存在

ところが、MINIにはこれが当てはまりません。前述のとおり、一部のモデル以外は、輸入車はリセールバリューが下がりやすい傾向にあるのですが、MINIに限ってはニーズが常に安定しているのです。少し踏み込んで、具体的に数字を使って解説していきましょう。

まず、MINIのライバルにあたる車種の価格をご覧いただきます。公式ページより、新車時の価格と3年後の「残存価格(以下残価)」を引用し、リセールバリューの目安として「残価率」を算出しました。残価率が高いほど、価値が衰えにくいとお考えください。

モデル 本体価格 残価(3年後) 残価率
フィアット 500 1,890,000円 567,000円 30.00%
アウディ A1 2,490,000円 850,000円 34.14%
フォルクスワーゲン POLO 2,906,910円 1,220,000円 38.14%
メルセデスベンツ Aクラス 3,709,000円 1,850,000円 49.88%

 

コンパクトモデルは廉価なことが特徴な分、残価は低めに設定されています。上記3車種は30%台、メルセデスベンツ「Aクラス」は50%に迫る残価率です。では、MINIのモデルはどうなのか見てみましょう。MINIクーパー人気5モデルのベースグレード価格をまとめてみました。

モデル 本体価格 残価(3年後) 残価率
3ドア 3,540,000円 1,737,222円 49.07%
5ドア 3,280,000円 1,579,259円 48.15%
コンバーチブル 3,730,000円 1,865,000円 50.00%
クラブマン 3,780,000円 1,995,000円 52.78%
クロスオーバー 3,920,000円 2,105,185円 53.37%

残価率を見ていただければ、その違いがはっきり分かるかと思います。軒並み50%に迫る数値を出しており、「クラブマン」「クロスオーバー」といった上位モデルは50%を超えているのです。ベースグレードでこの数値なので、上位グレードはさらに高い残価率となるでしょう。ディーラーマンいわく、限定モデルなら60%を超える査定が付くことも、珍しくないと言います。これは、MINIの人気度がそのまま表れていると考えて遜色ありません。

ここで1点豆知識です。メルセデスベンツをはじめ、多くの自動車ブランドでは残価が高めに見積られているので、下取り時の実質的な残価はさらに低くなります。つまり、残クレで購入した場合、この差額分は新たに支払う必要があるのです。一方、BMWグループであるMINIは「MINIフューチャーバリューローン」という独自の残価設定を用いており、残価率があえて低めに設定されています。残クレで購入しても追加で支払う必要がありませんから、かなり良心的なプランと言えるでしょう。

MINIが価値を保ち続ける秘密

ここで気になるのは、“なぜMINIはリセールバリューを高く保てるのか?”ということ。その秘密は、「乗る人」や「時代」を問わないMINIの独特な魅力に隠されています。年代や性別、そして流行にさえ左右されないMIINIの魅力について、以下の4つの観点から解説していきましょう。

クラシカルで目を惹くデザイン

MINI最大の特徴といえば、やはり“クラシカルで個性的なデザイン”が挙げられます。伝統的なエクステリアを踏襲しつつ、どこか現代風なアレンジが加えられており、遠くから一目見ても「MINI」と分かります。これはインテリアにもいえることで、クラシックミニから受け継いだパネルに先進的な装備、そして他では見られないトグルスイッチなど、凝ったデザインが随所に見られます。

クルマというのは時代に合わせて姿を大きく変えるものですが、MINIはあえてクラシカルなデザインにこだわることで、時代に流されないキャラクターを手にしました。同時に、コンパクトカーは女性人気が高いことが一般的ですが、このクラシックデザインによって、MINIは多くの男性ファンを獲得しています。おしゃれに敏感な若い女性から、クラシックカー好きな紳士まで、まさに「老若男女」に愛されるモデルと言えるでしょう。

バリエーションの豊富さ

MINIのラインナップはSUVタイプの「クロスオーバー」、ワゴンタイプの「クラブマン」など、いくつかありますが、すべてクーパーから枝分かれしたモデルです。分かりやすく国産メーカーで例えると、SUZUKIの人気モデルである「ジムニー」と、大型化した派生モデル「ジムニーシエラ」の関係に似ているものがあります。つまり、細かいニーズごとに枝分けされているのです。

コンセプトを細かく分けることで、例えば活発な人ならクロスオーバー、実用性を求める人ならクラブマン、開放感を楽しみたいならコンバーチブルといった具合に、それぞれのニーズをピンポイントで刺激することが可能。これにより趣味嗜好やライフスタイルなど、様々なジャンルからファンを取り込みました。

小型車トップクラスの走行性能

欧州車らしく走行性能が高く設定されていることも、ファンを増やすポイントとなっています。よく「ゴーカートフィーリング」などと称されるMINIの走行感ですが、この独特の感触に病みつきになる人が続出とのこと。これは車輪配置やサスペンション、ボディの空力など、随所に至るまで工夫を施すことで成り立っています。

もちろん、エンジン性能も申し分ありません。ベースグレードのスペックは1.5L直列3気筒ツインターボで、最高出力136PS、最大トルク220Nmという数値。低速域でパワーを発揮できる設計になっているので、街中ではかなりの快速感が味わえるでしょう。そして、このボディタイプでは珍しく、MTを設定している点も抜かりありません。ライバル車のほとんどはATのみですから、クルマ好きな男性にはたまらないラインナップと言えます。

国産コンパクト並みの維持費

最後に、維持費がそれほどかからないことも大きなポイントです。MINIの排気量は1,198〜1,998㎤、車重は1,180~1,630kg、燃費は17.6〜20.2km/Lとなっております。これを国産車に当てはめると、以下の5車種と同程度の車格と考えられます。

  • トヨタ カローラフィールダー
  • 日産 ジューク
  • ホンダ フィット
  • マツダ デミオ
  • スバル インプレッサスポーツ

ハイオクで走ることから実際にはMINIのほうが若干高くなりますが、それでも国産コンパクトカーの1.2倍程度の費用に抑えられるでしょう。輸入車というと維持費が高いイメージがありますから、MINIは敷居が低く感じられます。

リセールバリューの高さ=“質の高さ”

MINIのリセールバリューの高さを、“お金がかからない”や”“高く売れる“などと考えられる方。もちろん、その認識も正しいのですが、“クルマとしての質が高い”ということを付け加えて覚えていただきたいです。中古市場のニーズというのは変動が大きいですが、MINIに限っては今後も価値が安定していくと、車のプロたちも予想しています。それだけ”車としての質”が高いということなのです。

新車を楽しむのなら、やはり完成度の高い一台に乗りたいところ。そういった意味では、MINIを愛車に選ぶことは“最良の選択”といっていいでしょう。

 

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