品質だけではない。BMWが日本人に選ばれる理由とは?

BMWが日本に浸透してきたのが、1981年BMWジャパンが設立された頃と言われていますが、まだその頃は街中でBMWを見かける機会は少なかったのではないでしょうか?ただ、最近では当たり前のようにスーパーマーケットやコンビニの前に止まっているBMWを見かけることができるほどに日本中で乗られているクルマの1つとなっています。今回は日本人はなぜ、ドイツのBMWを選ぶのかという部分にスポットを当ててその魅力に迫ってみました。

質の高い国産車があるのに、なぜBMWは日本人に選ばれるのか?

日本には、トヨタ、ホンダ、日産をはじめとする質の高いメーカーが存在しています。それなのになぜドイツのBMWを選ぶのか?クルマにこだわりを持つ人ほどBMWを選ぶ傾向があるのですが、その理由の1つは走行性能の高さにあります。

「駆け抜ける喜び」をスローガンに製造されるBMWのクルマには、FR構造や車体の前後の重量を半々に近づけて、走りやすさと運転のしやすさを実現しているため、一度BMWに乗ると他のメーカーのクルマに戻れなくなるという方までいるほどです。さらに、アウトバーン(速度無制限道路)、日本でいうところの高速道路での走行を意識して製造されているBMWですので、スピードが上がるにつれて、他のメーカーと走行の安定感にも差が出てくるといわれています。このドライビングの安定感を理由にBMWのクルマが好まれ選ばれているのです。

また、BMWのデザイン、高級感、ロゴのカッコ良さという部分でも、日本の国産車にはない海外メーカーの良さを感じることができますので、走行性能ではなく、デザイン性でBMWを選ぶというユーザーも少なくありません。総合的に質の高い車体に加え、高級感のある車体から、質の高い日本の国産車と比べても多少値段は高くてもユーザーが乗りたいと思わせることができるのがBMWの価値でもあります。

ドイツのBMWは、世界からどのような評価を受けているのか?

ドイツのバイエルン州ミュンヘンにあるBMW本社ビルとBMW博物館はデザイン性の高いビルとして世界的に有名な場所となっています。日本では高級外車メーカーとして人気に定評のあるBMWですが、世界的にはどのような評価になっているのでしょうか?世界共通のクルマに対する基本的な考え方としては機能性、実用性の高いクルマが高く評価される傾向があるため、BMWは世界のニーズにあったクルマを販売している状態で、日本だけでなく世界的な評価としても高くなっています。また、日本やアジアではAT車が一般化されてきましたが、ヨーロッパでは自身でドライブしている感覚を楽しむためにもMT車が好まれるという傾向があり、走行性能の高いBMWはヘビーユーザーから安定した評価を得ています。

世界的にみると国によってクルマに対するニーズは異なるものの、BMWは常に世界を意識して開発していることから自動車メーカーとして不動の地位を築いています。また、ドイツ国内でもBMWは高級車として認知されていますが、ドイツ人の特徴として日本人よりも、クルマにお金をかける傾向にあり、丈夫で長く乗れて、速く走ることができることから、速く目的地に着くことができればビジネスの時間も増えて、元を取れるという合理的な考え方もあるようです。

ただの高級外車じゃない!BMWの魅力を3つにまとめてみました

高級外車なら、ベンツやフォルクスワーゲンを選んだほうがいいのではないかと考える人も少なくないのではないかと思います。最近では自動運転技術やエコ技術など実用性の高いクルマが選ばれる傾向にありますが、この最先端を走っているのがBMWといっても過言ではありません。スポーティーで高級感のある外見だけでも欲しくなりますが、それ以上に多くの魅力があります。なぜBMWが選ばれるのか、ここでは大きく3つの魅力について触れていきます。

BMWの魅力1

なんといってもBMWの良さは走行性能の高さです。アウトバーン(速度無制限道路)での走行を想定した丈夫な車体は、日本の高速道路でも80km以上の速度が出ている時に力を発揮します。車体のブレが少なく、スピードが出ているにもかかわらずハンドルを思っている通りにコントロールできる点。さらにアクセル、ブレーキを踏み込んだ時の車体へ伝わりやすい特徴もあります。アクセルの強く踏み込んだ時の加速の良さ、減速したい時のブレーキの踏み込みと同時に車体が減速される安心感から、自分でクルマをコントロールできているという感覚がドライブを楽しくさせてくれます。自由自在に快適なドライブを実現させてくれるというのがBMWの魅力の1つです。

BMWの魅力2

BMWが選ばれるわけはエンブレムにあるといっても過言ではありません。ロゴは前身の航空機メーカーだったことから、飛行機が飛ぶ青い空と白い雲をプロペラが回転しているイメージで作られたと言われており、BMWのクルマの個性を引き立ててくれています。高級感のあるスタイリッシュな車体の前面に設置されているエンブレムは成功者の証として見られることもあります。走行性能はもちろんですが、見た瞬間に高級外車と分かるBMWは一種のステータスとして、とくに日本人には好まれる特徴となり、1つの魅力になっています。ベンツもフォルクスワーゲンもそうですが、高級外車に乗っているという優越感を感じることができる外車のロゴマークですが、BMWにおいては高級感が出ているなかでも同時に走行性能などの機能面でも安心感を感じることができるエンブレムになっていますので、とくに日本人には好まれるものになっています。

BMWの魅力3

どのようなシーンにもマッチするBMW。個性のあるBMWですが、個性が前面に出ているというわけではなくシーンに合わせて対応してくれるという特徴があります。

BMWが日本人に選ばれる理由の1つとして、どこへ行くにもミスマッチがないという点が挙げられます。短距離から長距離まで安定したドライビングを楽しむことができることに加えて、ちょっとした買い物に行くときや結婚式で高級ホテルに行くときなどシーンを問わないというメリットがあります。

例えば、軽自動車が一流ホテルの駐車場に止まっていたり、ベンツのSクラスが近所のコンビニに止まっていたら少し違和感を感じるかもしれませんが、BMWではそのような違和感を感じることなくどのようなシーンにもマッチします。

話題のクリーンディーゼルエンジン搭載車も出てきています

最近では日本でもテレビCMや広告で見かける機会が増えたのではないでしょうか?BMWには12車種49グレードのクリーンディーゼルエンジン搭載のクルマがあります。ガソリンエンジンはガソリンを燃料にして走りますが、クリーンディーゼルエンジンの場合は、軽油を燃料に走行する形になります。

ガソリンに比べて燃費が良く、燃料1Lあたり30円程度安く購入できることに加えて、CO2の排出量が約25%ほど少なく地球にやさしい走行ができます。
気になる燃費については、1シリーズの14km/L~X5の22km/Lとなっており、約半数が20km/lの燃費の良さが特徴と言えるでしょう。もともとエンジン性能に定評があったBMWですが、クリーンディーゼルエンジン搭載のクルマというジャンルにおいても人気が高いです。各社自動車メーカーでエコなクルマが販売される中で、BMWもその最前線を行くようにクリーンディーゼルエンジン搭載のクルマをはじめとして、地球にやさしいクルマが製造される傾向にあります。

まとめ

BMWが日本人に選ばれる理由について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?走行性能、エンブレムの価値や車体の高級感など、他には真似できない技術が詰まっているのがBMWです。はじめての外車としても人気ですが、外車はBMWでなければいけないという熱烈なファンも多く、日本人だけでなく世界的に常に評価を得ている自動車メーカーの1つです。

関連記事

ページ上部へ戻る