「車庫入れは楽?メンテナンスは?」BMW購入前に解消したい5つの疑問

多くの日本人にとって憧れのクルマでもあるBMW。ドイツ車らしい堅牢さに高いデザイン性が映えるボディは、道行く人の目をも惹きつけてしまいます。“せっかくクルマを買うならばBMWを”と検討している人も多くいると思いますが、いざ購入となると色々なことが気になってくるものです。

例えば、多くのBMWは車種ごとにナンバリングされており、車体の大きさや性能が異なります。とくにセダンやSUVタイプになると、日常的な使い勝手や燃費性能など想像しにくい部分が多くあると思います。さらにBMWのような高級車ならではの疑問として、ランニングコストが日本車よりも高くつくのでは?修理は大丈夫?などと費用的な面も気になるのではないでしょうか。

そこで、BMWを購入する前に解消しておきたい疑問を5つにまとめて紹介したいと思います。

ボディサイズが大きいイメージがあるけど大丈夫?

画像引用:https://www.bmw.co.jp

クルマを購入する上で確認しておきたいのが、日常生活における使い勝手です。日常的に使用するクルマだからこそ、普段利用している道路や施設などで不自由なく使うことができるかという点は重要視しなければなりません。仕事や趣味などで林道や狭い道を通る人もいれば、街中の移動がメインでクルマ同士のすれ違いが多い人など様々ですが、いわゆる”走りやすさ”という観点でもしっかりと検討する必要があります。それらを考える上で、まずはどこを見たらいいの?と思われるかもしれませんが、最初にはクルマの基本でもあるボディサイズから考えてみましょう。

BMWといえばゆったりとしたセダンタイプが有名ですが、最近ではSUVや電気自動車など個性豊かなモデルが多くラインナップされるなどボディサイズも選ぶ車種によって大きく変わってきます。例えば、1シリーズは“プレミアム・コンパクトカー”という位置づけにあるモデルで、4,335×1,800×1,465mm(全長×全幅×全高)というサイズ感は一般的なコンパクトカーの中で少し大きめと言えるくらいのサイズ感です。

これよりも少し大きめなものが、2シリーズや3シリーズなどでもラインナップされているクーペタイプやセダンタイプの車種になります。3シリーズのセダンタイプは、4,715×1,825×1,440mmとなっておりセダンタイプならではの余裕のある空間を楽しむことができるようになっています。とはいえ、セダンタイプでは一般的なサイズ感になるため、普段から普通車に乗っている人だったら大きさも気にならないでしょう。

また、人気の高いSUVタイプであるX5でも4,935×2,005×1,770mmとなっており、SUVタイプでは標準的なサイズに設計されています。つまり、外車だからなんとなく大きいボディサイズというイメージとは異なり、BMWは日常的にも使いやすいように考えられているのです。
※1 各モデル寸法一覧表を参照

駐車場でもスムーズに使うことができる?

画像引用:https://www.bmw.co.jp

日常的な使い勝手を考える中で、もっとも気になるのが駐車ではないでしょうか。前述したように駐車場によって駐車スペースが異なるため、駐車しやすいようになるべく小さなクルマを選んでいるという人もいるでしょう。日本における一般的な駐車場、いわゆる地面に直接ラインが引いてあるタイプの駐車場では、5,000×2,500mm(長さ×幅)を標準として施工していることが多いと言われています。これは、大型車の全長が5,000mm前後のものが多く、ドライバーや同乗者の乗り降りができるようなスペースを最低限確保できるよう設計されています。

例えば、BMWの中でも最も大きなX7のサイズは5,165×2,000mm(全長×全幅)と全長は多少はみ出すものの他大型車と比較しても許容範囲内であり、隣のクルマとは50cm以上の余裕があることが分かります。もちろん、これよりも広い駐車場もあれば狭い駐車場も存在しますが、やはり標準的なものでも余裕をもって停めることができるBMWは日常的な使い勝手が良いと言えるでしょう。ただし、気をつけておきたいのが立体駐車場やタワーパーキングと呼ばれている駐車場です。

これらの駐車場は、全高はもちろんのこと全幅も重要となってきます。とくに海外メーカーは日本で新たなモデルを販売するときは、この立体駐車場に収まるかどうかという点を重視して設計することもあるほど重要なポイントなのです。この際に、基準とされているのが全高1,500mm、全幅1,800mmという数値です。例えば、BMWのライバルとされている他社海外メーカーの車種では、ほとんどのものが基準から大きく外れてしまいます。これに対して、BMWは早い時期からサイズ感も日本にローカライズするよう努力しており、近年販売されるモデルでは問題なく立体駐車場へと停めることのできるものが多く揃っているのもBMWの特徴です。

1シリーズでは1,800×1,465mm(全幅×全高)と明らかに立体駐車場に適したサイズで設計していることが分かると思います。※1 各モデル寸法一覧表を参照もちろん、SUVタイプのXシリーズになってくると駐車は難しいですが2・3・4シリーズを中心に、許容範囲幅が広い最新の立体駐車場はもちろん、昔からある立体駐車場でもオーナーによっては駐車可能となる設計のため日常生活でも安心して乗ることができるのです。

BMWならではの機能性で快適に

BMWナイト・ビジョンの機能図。以下のURLから他の安全機能も確認できる。
画像引用:https://bmw-japan.jp

また、ドライブを快適にする側面では、BMWならではの機能性が気になると思います。
とくに、走行性能だけでなく安全性能も重要視しているBMWでは、多くのユニークな機能が搭載されています。中でもドライバーの負荷をより軽くしてくれる“BMWならでは”の機能として挙げられるのが、運転支援システムです。例えば、多くのメーカーで基本機能となりつつある“衝突回避・被害軽減ブレーキ”は、3眼カメラと毎秒2兆5000億回の演算能力をもつCPUによって、検知しにくい死角からの歩行者による飛び出し事故さえも防ぎます。さらに夜間でも”BMWナイト・ビジョン”という機能によって、歩行者だけでなく動物まで検知することが可能となっています。

また、昨今問題にもなっている高速道路でのあおり運転による事故などを防ぐためには、周囲のクルマの動きを観察することが重要とされています。あおり運転などの高速運転時の予期できない危険からドライバーを助けてくれる機能が“レーン・チェンジ・ウォーニング”です。追い越し車線上から急接近してくるクルマの検知はもちろん、それに気づかずにハンドルを切った際にも自動で元の走行車線を維持してくれるようになっています。このように、運転をサポートしてくれる豊富な機能が他にも多く搭載されており、BMWでしか味わえない快適性を実感することができるでしょう。

維持費は?修理費は?お金にまつわる疑問

サイズや機能性に納得すると、今度は実際に購入した後の維持費が気になるという人も多いのではないでしょうか。とくに、“外車は修理費も維持費も高い”という話を耳にしたことがある人もいると思いますが、実は国産車のランニングコストと比較しても大きな違いはなくなってきています。維持費が高いと言われていたのは修理の際に海外から直接パーツを仕入れる必要があり、トラブルの回数自体も国産車より多かったとされているからです。

しかし、実際にはBMWのクルマ本体がトラブルの原因になることは少なく、”BMWサービス・プログラム“という無償サポートまでもついてくるのです。これは新車購入時からの3年間は一般保証修理に加えて、定期メンテナンスや24時間対応のエマージェンシーサービスが利用できるというものであり、世界中の自動車メーカーと比べてみても手厚いアフターフォローがなされていることが分かります。したがって、維持費や修理費が高くなるということより、むしろコストパフォーマンスの高さに驚くこととなるでしょう。

国産車と比べてどちらが安全?

画像引用:https://www.bmw.co.jp

コストパフォーマンスも高く、日常生活でも使いやすいBMW。それゆえに、安全性にまで手をまわせているの?と心配になる人もいるのではないでしょうか。実は世界の中でもクルマの安全性能について厳しい地域が欧州にあり、BMWの本拠地がドイツにあるため非常に厳格な設計テストやレビューを受けてつくられています。そのため、安全性能が高いと言われている国産車と比較をしても、劣らないどころか勝っている点も多くあるのです。

例えば、自動運転技術を活用したシステムは国産メーカーよりも進んでおり、それを活用した技術もどんどんと開発されています。また、1シリーズの現行モデルは”Euro NCAP”で総合5つ星を獲得しています。これはヨーロッパで自動車の安全性を評価する衝突安全試験で最高評価を得ているということであり、いかにBMWが安全性に力を入れて世界をけん引していく企業なのかということが分かるかと思います。これらのように、BMWは国産車と比較しても劣らないどころか、安全性能ではリードをしている一面もあります。

まずは、BMWに乗ってみよう

ここまで色々な疑問を紹介してきましたが、BMWは日本人に向けたクルマづくりをしっかりと行っている企業ということが分かったかと思います。そして、少しでも気になり欲しいと思ったとき、まずは試乗してみることをオススメします。そうすることで、自分に合ったモデルを見つけることができるだけでなく、多くの疑問を解消することにもつながるからです。ぜひ、あなたもBMWのオーナーとしての一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

 

※1「BMW 主要シリーズ寸法一覧表」

(背景黄色は立体駐車場の範囲内、背景白色は立体駐車場によっては駐車可能を表す)

BMW 寸法一覧表
モデル 寸法(全長×全幅×全高)〔mm〕
1シリーズ 4,335×1,800×1,465
2シリーズ グラン ツアラー 4,585×1,800×1,640
クーペ 4,470×1,775×1,410
カブリオレ 4,440(~4,470)×1,775×1,405(~1,415)
3シリーズ セダン 4,715×1,825×1,430(~1,450)
ツーリング 4,715×1,825×1,460(~1,470)
グランツーリスモ 4,855×1,830×1,500(~1,510)
4シリーズ クーペ 4,670×1,825×1,375
カブリオレ 4,660(~4,670)×1,825×1,385
グランクーペ 4,670×1,825×1,395
5シリーズ セダン 4,945×1,870×1,480(~1,485)
コンペティション 4,965×1,905×1,480
ツーリング 4,950×1,870×1,480(~1,485)
6シリーズ グランツーリスモ 5,105×1,900×1,540
7シリーズ 5,125(5,265)×1,900×1,480(~1,485)
8シリーズ クーペ 4,855×1,900×1,340(~1,345)
カブリオレ 4,855×1,900×1,340(~1,345)
グランクーペ 5,085×1,930×1,400(~1,405)
Xシリーズ X1 4,455×1,820×1,600(~1,600)
X2 4,375×1,825×1,535
X3 4,720(~4,725)×1,890(~1,895)×1,675
X4 4,760×1,920(~1,940)×1,620
X5 4,935×2,005×1,770
X6 4,945×2,005×1,695
X7 5,165×2,000×1,835
Zシリーズ Z4 4,335×1,865×1,305

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