BMW車購入でお使いになっていますか?BMWダイナースカード

BMWの新車を買って値引き交渉をしていて、「ではBMWカードでポイントバックにしませんか?」と言われたことはありませんか?今回の記事はクルマからちょっと離れてBMWダイナースカードの話題についてふれてみたいと思います。

新車をクレジットカードで一括決済!

新車をクレジットカードで購入するという方法は、トヨタなどで(グループ会社のトヨタファイナンスを持っているからでしょうけれども)おすすめされることもあるような気がしますのでBMWが特別というわけでもありません。しかし金額的に高額なBMWの新車を、現金を持ち歩かずにスムーズに決済できて、しかも1カ月程度の期限の猶予がある(一括の決済のみ対応です)のでキャッシュフローが改善するというのは実にスマートなことです。厳密に言えばBMW正規代理店で購入したクルマが対象になるので、新車だけではなく認定中古車も購入できるようです。減価償却のことを考えればありがたいですね。

トヨタファイナンスも審査が厳しいので誰にでもカード入会をおすすめしているわけではないようですが、ダイナースカードはプレミアムカードとしてクレジットカード界にその名をとどろかせていただけあって、普通の申し込み方ではなかなか審査に通らないものだったと聞いています。しかし、BMWと提携しているBMWダイナースカードを申し込むと、恐らくBMWの担当者がお付き合いを通して既に与信などの情報をある程度審査しているようなものなので、審査が通りやすいらしいのです(諸説あります)。

BMWダイナースカードは新車のBMW車購入でも1%(2018年以降0.5%に改定)のポイントによるキャッシュバックが得られたので、600万円ぐらいの新車をカード決済できて、1%なら6万円戻ってくるというのは実にありがたみのある話でした。個人的には担当者さんに聞くまでこのカードの存在すら知らなかったので、「教えてくれてありがとう!」と思いました。値引きを限界までしてもらってから更にポイントでキャッシュバックですから、お得に感じる嬉しいサービスですよね。

世相を反映しての改定

ダイナースカードのワンランク上のカードであるダイナースプレミアムはさらにハードルの高いステイタスカードですが、BMWプレミアムダイナースプレミアムでは新車購入で改定前は2%のポイントが付与されていたそうです。ダイナースプレミアムではリボ払い設定を活用することで100円につき3マイル(現在はこの方法も使えないそうです)稼ぐことができたということで、1マイル2円換算としても6%ぐらいのポイントバックの価値があったようです。すごい時代があったものですね。

しかし、世の中は20年を経て、超低金利時代に入りました。クレジットカード業界にその影響が及ばないはずもなく、上記の通り、BMWダイナースカードも新車購入時のポイントバックが改定され、BMWダイナースプレミアムの還元率も半減したとのことです。
ただ、この改定の流れはダイナースカードだけではなく、JCBの最上級カードである「ザ・クラス」もサービス改定を行っており、(とくにディズニーリゾート好きの)会員を嘆かせているようですし、アメリカンエキスプレスのプラチナカードもキャンペーンの還元率はがんばっているものの提携ホテルは規模縮小傾向にあるようで、どこのクレジットカード会社も楽ではないのだなと感じさせられます。

いまのBMWダイナースカードの使い道

画像引用:https://www.bmw.co.jp/ja/topics/service-and-accessory/financial-services/bmwcard.html

昔のように高い還元率を誇るというわけではありませんが、BMWダイナースカードであればBMWでのサービス各種の決済はもちろん、いまだに新車購入にも一括決済できるというメリットがあります。600万円の新車を買った場合、という計算ではかつての還元率に及ぶものではありませんが、いまだにメリットは大きいと思われます。また、下記の通りのプレミアムカードならではの特典も健在です。また、ダイナースというだけあって、食事の際の予約(一見さんお断りのお店など)や、高級飲食店での割引などのサービスも充実しています。

  • 年間最高500万円のショッピング保険(使用付帯:免責1万円、購入後90日)
  • ホテル優待サービス(フォーシーズンズ、ザ・リッツ・カールトン、帝国ホテルなど)
  • 空港駐車場優待サービス(成田、羽田、関空、伊丹)
  • 空港ラウンジサービス(国内外800か所:プライオリティパスではない模様)
  • 海外緊急アシスタンスサービス(24時間電話サービス)
  • 名門ゴルフ場優待サービス(全国約100コースと提携、月1回5000円割引)
  • ビジネスアカウントカード発行可能
  • 電子マネーチャージ可能(モバイルSuica, SMART ICOCA, 楽天Edyの3種)

旅行保険についてはさすが手厚い内容です。海外に行くときの空港で保険に加入する手間が省けるかもしれませんね。

  • 海外旅行保険(自動付帯:死亡・後遺障害最高1億円(自動付帯5,000万円+利用条件5,000万円)、治療費300万円など)
  • 国内旅行保険(使用付帯:死亡・後遺障害最高1億円など)

BMWカードならではのサービスももちろんあります。ロードサービスはさまざまな評価がありますが、基本的には困ったときのサポートとしては十分に思えます。

  • BMWエマージェンシーサービス(BMW独自のロードサービス:故障時などのサポート)
  • 年間使用額によってBMWオリジナルグッズ(条件が厳しくなったとの噂も?)プレゼント

興味はあるが実際使うのはタイミング的にどうなのか?

2万7,000円という年会費に見合うだけの価値を上の項目に見いだせれば入会も十分検討してよいのではないかと思います。2018年の改定(還元率ダウンなど)が悪影響になって顧客は減少傾向にあると思われますので、条件に見合う方であれば問題なく入手できるのではないでしょうか。経済状況があまりよくないので今後も諸項目の変更はあり得るのが不確定要素です。ご判断はご自身でなさってくださいね。筆者は次のクルマを買うときまではキープしておこうかなと思っていることを付言しておきます。

重要!今後もサービス改定はあり得ます

この記事は2019年3月末から4月にかけて、実際にBMWダイナースカードを所持している筆者が得られる範囲の情報で記しています。あまり大々的に告知していない変更などもあるそうなので(Web上での噂ですが)、付帯サービス使用などの際には十分にお気をつけください。

また、今の経済状況が続くとプレミアムカードと言われるダイナース(およびダイナースプレミアム)やJCBザ・クラス、アメリカンエキスプレスプラチナカード(およびセンチュリオン)などは改定(良いほうにもあるかもしれませんが、悪いほうに変更される可能性も高いです)される流れがしばらくは続きそうです。十分に検討して、サービス使用の際には事前確認してから、自己判断でお願いいたします。

まとめ:BMWダイナースカードは便利。でもメリットとデメリットを考えて

BMWへの各種支払いが実にスムーズになるので、それだけでも価値があると思われますが、還元率やプライオリティパスなどクレジットカードに求められる要素は人それぞれだろうとお察しします。ご自身のライフスタイルに合わせてご検討いただいて、BMWダイナースも選択肢の1つになれば幸いです。なお、筆者とダイナース社の間に利益相反はないことを記しておきます。

 

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