「うちのクルマは天才なのだ。」どこか聞き覚えのある声に目をやると、「天才バカボン」とBMWがコラボCMを放送していると驚いた人も多いのではないでしょうか。想像のつかなかった意外性のあるコラボレーションに、インターネットやSNS上でも多くの話題を呼びました。天才バカボンファミリーもBMWに合わせてか、ハリウッド映画のようなスタイルで“THE GENIUS BAKABON”として実写化されており「新型BMW1シリーズ」を軽快に運転しています。見た瞬間のインパクトは強く面白いCMとなっていますが、なぜ天才バカボンとコラボレーションしているのでしょうか?
新型BMW1シリーズは天才なのだ
今回のコラボレーションの大きなポイントは、やはり“天才”というキーワードではないでしょうか。公式ホームページで公開されているWEBムービーやCMでも、「うちのクルマは天才なのだ。」というフレーズが使われているように、新型BMW1シリーズの“天才的”な機能性をフィーチャーしたものになっているのです。
とくに多くの人が驚いた機能が「リバース・アシスト」ではないでしょうか。WEBムービーでもバカボンのパパが財布を家に置いてきたところ、バカボンのママが“リバース・アシスト”を使って取りに戻っている様子が描かれています。
リバース・アシスト篇
この“リバース・アシスト”は、直近50mのルートを自動的に記憶しておくことで進んできた道を自動で戻ることが可能になるという、新型BMW1シリーズから搭載されている注目の新機能です。
例えば、バカボンのママが家から狭い道を通って大通りに出るという設定の中で、自分で運転することなくリバース・アシスト機能で家に帰るというシーンがありました。このように、狭い路地を抜けてきたけど戻りたいときには重宝する機能の1つと言えます。また、それ以外にも行き止まりの道路から戻るときにもバカボンのママが使っているように、様々なシーンで応用できる“天才的に”便利な機能になっています。
もう1つ、自動でハンドリングしてくれる機能として紹介されているのが「パーキング・アシスト」です。
パーキング・アシスト篇
その名前の通り、日常的な駐車を手助けしてくれる機能で、新型BMW1シリーズでは“リバース・アシスト”とセットで使えるような設計になっています。この「パーキング・アシスト」というものは、空いている駐車スペースに近づくと自動的に反応し、ドライバーに駐車を行うかどうかの判断を仰ぎます。このときに、縦列駐車なのか横列駐車なのか選択することで自動的にハンドルが動き出すので、アクセルとブレーキを調整するだけで簡単に駐車ができてしまうのです。
自動運転技術の普及を目指す
天才バカボンファミリーを起用することで、前述した「リバース・アシスト」や「パーキング・アシスト」の利便性を伝えているBMW。そこには、今回の新型BMW1シリーズの新機能の普及を加速させたいという目的があります。
多くのメーカーが先進技術を取り入れている中で、いち早く自動運転機能レベル4を市販車に搭載することが世界中のメーカーで課題とされています。その中でもBMWは、自動運転機能レベル4のテスト走行を公開するなど、この分野におけるリードカンパニーとしての一面も持ち合わせているのです。
今回の新型BMW1シリーズに搭載されている先進技術の多くは、自動運転機能レベル2に該当します。「リバース・アシスト」や「パーキング・アシスト」はもちろんのこと、これらの技術を含んだ「ハンズ・オフ・アシスト」と呼ばれている統合的な技術はレベル3に近いものでもありますが、レベル2として搭載されることで多くの人に体感してもらうことも目的としています。しかし、多くの人に体感してもらうために試乗会などを開催する一方で、興味をもってもらう必要があります。
そこで、天才バカボンファミリーを起用することで多くの人の目を惹きつけるだけでなく、「リバース・アシスト」や「パーキング・アシスト」といったものが実用化されていることを知ってもらうことにしたのです。そして、見事に今回の天才バカボンファミリーを実写化したCMは、多くの話題を集めることに成功したのです。
天才バカボンファミリー”のような魅力的なラインナップ
新型BMW1シリーズには大きく3つの車種がラインナップされています。
「Standard、Play、M Sport」の3種類は、それぞれ異なった魅力と機能を備えています。新型BMW1シリーズで基本となるモデルが、”Standard”と呼ばれるモデルです。標準的かつ最低限必要な装備が一通り搭載されており、一つ上の”Play”モデルでは「ドライビング・アシスト機能」と「BMWコネクテッド・パッケージ」が標準装備として設定されています。そして、“M Sport”ではパフォーマンス重視のモデルであり、”Mエアロダイナミック・パッケージ”と呼ばれる専用設計の装備を備えています。
例えば、エクステリアではフロントバンパーのグリル部を拡張したり、ホイール塗装やインチアップがなされたりとスポーティーな仕上がりになっています。また、インテリアでは専用設計のステアリング・ホイール、シート自体もアルカンターラ仕様のものが標準搭載されるなど、こだわりの設計思想を感じることのできるスペックに仕上げられています。
さらに本格的なスポーツモデルが欲しい方には、新型BMW1シリーズをベースとした“M135i xDrive”というハイパフォーマンスモデルも販売されています。このモデル最大の特徴は、306PSに450N・mの2L4気筒ターボエンジンを搭載している4WD車という点が挙げられます。とくに、前述した3モデルがFF車であることに対して、よりパフォーマンスを発揮しやすい4WD車へ変更されているところに強いこだわりを感じることができます。
加えて、この強力なスペックを活かすべく8段オートマチックトランスミッションが採用され、オプションのナビゲーションパッケージまでも標準装備となっているのです。
このように、新型BMW1シリーズとひとくくりにされていますが、必要なニーズに合わせて最適なモデルを選ぶことができるようになっているのです。
天才バカボンファミリーの日常が変わっていくように
今回紹介している新型BMW1シリーズを使った生活の変化は、天才バカボンファミリーのCMを観ると明らかです。ちょっとしたミスや難しい作業の多くは、搭載されている最先端技術を駆使することで簡単に解決できます。実際に天才バカボンファミリーでは、バカボンのママが運転をしながら様々な問題を解決していました。このCMの中で行われていることは、すでに現実世界で新型BMW1シリーズに乗ることで体感することができることを忘れてはいけません。とくに、天才バカボンファミリーの日常生活を便利にした新型BMW1シリーズは、私たちの生活そのものを非常に便利なものに変えてくれます。また、それを使うこと自体のハードルは高くなく、だれでも簡単かつ安全に使うことができるのです。
現在研究されている自動運転機能レベル4搭載のモデルが販売されることも、決して遠い未来の話ではありません。しかし、その前に新型BMW1シリーズに搭載された先進技術を体感することで、未来の話だと思っていた先進技術を日常に取り入れることの利便性を感じることができるでしょう。そして、私たちが過ごしてきた日常生活の一部が、天才バカボンファミリーの日常のように変わっていく日も遠い未来の話ではありません。ぜひ、天才バカボンファミリーとのコラボレーションCMを観て気になった方は、新型BMW1シリーズを試してみてはいかがでしょうか。