コンパクトなのに「積載性」抜群!キャンプを楽しむならSUZUKIがおすすめ

「流行は繰り返す」とは上手く言ったもので、ここ数年キャンプブームが再燃しています。その勢いは第一次キャンプブームとされる1990年代初頭を凌駕するほどで、1つ面白いのが、近頃は「コンパクトカーでキャンプを楽しむ」というニーズが増加している点です。

1990年代のキャンプブームと言えば「ランドクルーザー」や「デリカ」など、大型モデルに人気が集中していましたが、最近では「ジムニー」や「ハスラー」といった小型モデルがキャンパーたちに注目されているのです。コンパクトカーが充実するスズキですが、ほかにはどういったモデルがキャンプに使えるのでしょうか?

SUZUKIはキャンプに使えるモデルばかり

4代目ジムニー、そしてスペーシアギアの登場により、2018年はスズキの持つアクティブなイメージをより強めた年となりました。とりわけジムニーは、以前から「ソロキャンプに最適」とキャンパー界隈では絶賛されていましたが、20年越しのフルモデルチェンジによって、さらに使い勝手の良いモデルへと進化しています。モデルチェンジと言えば、2019年末に新型ハスラーが発売予定で、スズキの快進撃はまだまだ続きそうな予感です。

ーこのように、「アウトドアに使えるクルマ」というキャラクターを前面に押し出したジムニー、スペーシアギア、そしてハスラーは、スズキのブランドイメージを牽引する存在と言えます。キャンプを楽しみたいけど、「予算」「駐車場」「燃費」といった点に悩みを抱える方にとって、まさに最適なモデルでしょう。

しかし、スズキのラインナップはこんなものではありません。むしろライフスタイルによっては、ジムニーやハスラー以上に使いやすいモデルもあるのです。そこで今回は、キャンプにおすすめな「ソリオ」「クロスビー」「エスクード」の3モデルをご紹介したいと思います。

SUVとワゴンのいいとこ取り「クロスビー」

ハスラーとよく似たデザインですが、エンジンやボディが一回り大きいだけあって、走行・積載性能はクロスビーのほうが上手です。CM冒頭の「SUV × ワゴン」というナレーションどおり、ワゴンの室内空間とSUVの走行性能を備えた「小型クロスオーバーワゴン」というスタイリングのモデル。そんなクロスビーのおすすめポイントは、海や山に最適化された設計にあります。

コンパクトな外観とは裏腹に、リアシートを倒すと荷室床面長1,165 mm ×荷室幅1,305mmの広々としたラゲッジスペースが出来上がります。この空間にはゴルフバッグはもちろん、スノーボードの収納も可能です。さらに最後部のラゲッジボードを取り外せば、ベビーカーを立てて積むことも可能です。それだけではなく、ラゲッジフロアには防汚素材が使用されているので、汚れても手軽に拭き取ることができます。これはキャンプで大活躍すること間違いありません。

価格は約176万円~と、ハスラーと比較すると66万円ほど高いですが、「ターボ + ハイブリッド」によってカタログ燃費は22km/Lと良好で、最大トルクはハスラーの95 N・mに対し、150N・mという数値。これなら山や海だけではなく、タウンユースにもマッチします。

幅広く使えるコンパクトカー「ソリオ」


一見すると軽自動車にも思えるほどコンパクトですが、ソリオも5ナンバーサイズのれっきとした普通車です。家族が登場するCMが表しているように、「外は小さく、中は大きく」をコンセプトとして、多目的に使用できるようスタイリングされています。ソリオの最大ラゲッジスペースは荷室長1,120 mm ×荷室幅1,030mmと、クロスビーやスペーシアギアを凌ぐほど広く、奥行きがあるので長物を積み込む際に重宝するでしょう。

例えば、リアシートをフラットにすれば、ロードバイクを積み込むことができ、ゴルフバッグも楽々収納できます。これだけの容量があれば、テント、寝袋、コンロ、食材など、キャンプ用品は一通り積載可能。フロントとリアのシートを上手にアレンジすれば、大人が寝られるスペースを作れるので、車内で一泊することもできます。現に、マットレスを常備して車中泊を楽しむオーナーさんもけっこういるみたいです。

また、キャンプには直接関係ありませんが、ソリオはリアシートがリクライニングできる点もおすすめです。実はリアがリクライニングするコンパクトカーは数少なく、スズキだとソリオとイグニスだけ。これなら、4人でもゆったりと遠出を楽しむことができます。なおかつ、カタログ値でソリオは32km/Lの燃費性能に加え、価格も約146万円~と、かかるコストは軽自動車並み。にも関わらず、軽自動車の倍のトルク性能を発揮するので、トータルの満足度がかなり高い一台と言えるでしょう。

SUZUKI渾身のSUV「エスクード」


「妥協なきSUV」という言葉から滲み出るように、エスクードはスズキ渾身のコンパクトSUVです。実は発売から30年が経っており、研鑽されたオフロード性能はジムニーに次いで高く、現行型はオンロードでも快適に楽しめるモデルとなっています。この高い走行性能に加え、コンパクトSUVとは思えない積載性がエスクードの武器です。

エスクードのボディサイズは全長4,175mm × 全幅1,775mm × 全高1,610mm。これは「トヨタC-HR」「ホンダヴェゼル」「スバルXV」「三菱RVR」よりも一回り小さくコンパクトSUVの中でもかなり小型な部類に入ります。しかし、最大ラゲッジスペースが1,415mm × 1,423mmと広い上、C-HRやヴェゼルよりも天井が高いことから、ライバル車より一段上の積載性を発揮します。すなわち、エスクードはソリオ同様、「外は小さく、中は大きく」が実現されたモデルなのです。

1.4L直噴ターボから繰り出されるトルクは最大210N・mと、クロスビーやソリオより強力なことはもちろん、コンパクトSUVの中でもピカイチの性能。ターボとフルタイム4WDの設定のため燃費性能はハイブリッドより劣りますが、それでもカタログ燃費16.0km/Lという数字なので、許容できる方も多いのではないでしょうか。価格も約265万円~と、コンパクトSUVとしては平均的なラインに抑えられていることからも、エスクードはトータルバランスが非常に優れたモデルと言えるでしょう。

次世代キャンパーはSUZUKIを要チェック!

画像引用:https://www.suzuki.co.jp/

このようにスズキには、ジムニーやハスラー以外にもアウトドアで力を発揮するモデルがたくさんあります。商用モデルなので詳しく触れませんでしたが、キャンパー歴の長い方からは「エブリイ」をおすすめする声も多く聞こえます。約95万円~という価格と、軽キャブバンNo.1の荷室床面長1,955mm × 荷室幅1,385mmという積載性が人気の理由のようです。

キャンプに使うためには積載性はもちろん、それぞれのライフスタイルに適したモデルを検討したいところ。本格的なキャンプなら「走破性」、普段からよく乗るなら「燃費性能」、駐車場や道路事情によっては「ボディサイズ」、これらに加えてデザイン性など、人それぞれ重視するポイントは異なるでしょう。

今回ご紹介したモデルは積載性に一定の評価を得ており、なおかつキャラクターがはっきりしているので、興味があったらぜひ一度チェックしてみてください。

関連記事

月別アーカイブ

ページ上部へ戻る