世界でもトップクラスの衝突安全性!”本当に安全な車”に乗りたいなら、BMWを選ぶべし!

現代のクルマは、ボディのいたるところに高性能センサーを備えることで、交通事故のリスクが可能な限り減らされています。しかし残念ながら、どれだけ防止機能が発展しようとも、交通事故を0にすることは敵いません。そこでBMWでは、あらゆるシチュエーションにおいて乗員を守れるよう、衝突安全性を限界まで高めてきました。その水準は量産車トップクラスにまで達し、現に貰い事故を経験したオーナーさんの中には、「BMWだから無事でいられた…」と感じた人も少なくないそうです。というわけで今回は、世界から称賛されるBMWの衝突安全性について、その秘密に迫ってみましょう。

米国”IIHS”より”TOP SAFETY PICKs”を受賞

こちらの動画は、「米国道路安全保険協会(通称 IIHS)」がBMW X3の衝突安全性をテストしたものです。IIHSとは1959年にアメリカで設立された非営利団体で、衝突事故の「防止策」や「損傷の軽減」にスポットを当てて調査研究を行っています。研究の一環として、動画にあるような衝突安全実験を実施し、評価の高いモデルを「TOP SAFETY PICKs」として公表するなど、かなり精力的な活動が見受けられます。

さて、少し前置きが長くなりましたが、端的にいうと「BMWの人気モデルは、TOP SAFETY PICKsの常連」なのです。今のところ、2019年の受賞車として「X3」「X2」、そして「5シリーズ」がノミネートされている模様。これらのモデルは数年連続で受賞していて、2017~2018年は「2シリーズ」や「3シリーズ」も入っていました。受賞車はこれからもどんどん増えていくことでしょう。

BMWが衝突安全に優れる”4つの理由”

続いて、BMWのクルマづくりに秘められた、「衝突安全性を高める4つのポイント」について触れていきましょう。日本をはじめ、他メーカーとの違いに注目しながらご覧ください。

剛性が圧倒的に高い

まずは、シャシー剛性が「日本車に比べて圧倒的に高い」という点。ドイツといえば、速度無制限区間を有する「アウトバーン」でお馴染みですよね。アウトバーン以外の道路も、全体的に日本より広くてコーナーが緩く、速度を出しやすい環境になっています。ゆえに、高速域の負荷に耐えるよう、車体には相応の剛性が求められるのです。そして、高剛性により骨格が変形しにくいということは、それだけ衝突に強いことを意味します。

シャシー剛性について、日本車との大きな違いは「パネルの形成方法」「スポット溶接の多さ」の2点が挙げられるでしょう。パネルというのは、フレームに採用される「アウターパネル」と「インナーパネル」を指します。日本車のフレームは、基本的に2枚のパネルを合わせるだけですが、BMWはパネル間に補強材(発砲ウレタン)などを仕込んで、ワンランク上の補強を施しているのです。缶コーヒーで例えると、空き缶が日本車、まだ開けてない缶がBMWといったイメージ。

また、スポット溶接というのは、フレーム同士を接着する溶接のことで、施す箇所が多いほどシャシー剛性が高まります。ドイツ車は全般的に溶接箇所が多いため、日本車よりもはるかに剛性が高く、その中でもさらにBMWは、溶接の一点一点にまで細かく気を配っているのです。一説によると、加熱時の残留応力にまで気を配り、溶接後にあえて車体を寝かせることもあるとか…。「エンジン屋」と名乗るだけあり、まさしく職人のなせる業と言えるでしょう。

強度の高さも一級品

強度が高いこともBMWの特徴の1つ。剛性と共通する部分もありますが、剛性は「変形のしにくさ」を示し、強度は「強さの度合」を示したもので、微妙にニュアンスが異なります。

よく「欧州車は鉄板が分厚い」などと言われますが、実は厚さ以前に、強度の高い高級品をパネルに採用していることをご存知でしょうか?緩衝材や溶接など、剛性の高さにこだわっているBMWですが、そもそも素材の強度が日本車よりも数段上なのです。理由は単純にして明快。特殊鋼板をはじめ、ステンレス、チタン、カーボン、そして鋳造にいたるまで、素材の製造技術はドイツのほうが優れているからです。日本も非常に優秀な技術を持っていますが、ドイツには一歩及びません。

そして、むやみに強度を上げているのではなく、「必要な箇所は強く、いらない箇所はあえて弱く」といった感じにメリハリをつけていることも大きなポイント。この弱い部分が負荷を引き受けるため、衝撃が乗員にまで伝わりにくくなるのです。試しにBMWの車体を触ってみると、たしかにドアパネルなどは頑強ですが、ボンネットは素手でもへこみそうなくらいと、メリハリがあります。

膨大な事故データを蓄積

BMWでは事故状況をデータとして蓄積し、ノウハウとして役立てています。現場に立ち会って車体・乗員はもちろんのこと、周辺の道路環境や気候にいたるまでを記録し、怪我人が出た場合は「なぜ守れなかったのか?」を考察し続けてきました。この積み重ねがあったからこそ、あらゆる性能試験で高い結果を残すことができ、なおかつ実際の事故でも人命保護につながったのです。安全性を高めるためとはいえ、ここまでリサーチを行っているのは、世界広しといえどBMWほどのものでしょう。

というのも、多くの自動車メーカーにとっては「性能試験で基準値を超えること」こそが至上命題で、次に求められるのが「コストカット」や「効率化」です。そのためには、可能な限り作業を削ります。誤解のないように言っておきますが、けっして不正を働いているわけではありません。ただ、現場検証に出向くことを「無駄な作業」と捉えているのです。

しかし、他社が「無駄」と切り捨てた作業を何十年も積み重ねた結果が、BMWの強固なボディを作り上げてきました。衝突安全試験では50~60km/h程度でテストされていますが、さらに高速域で行った場合、BMWはこれ以上に圧倒的な結果を残すことでしょう。

研究への意欲が大きい

こちらの動画は、「欧州新車アセスメントプログラム(Euro NCAP)」が実施している衝突安全実験です。「X5」が検証されていますが、ちょうどIIHSの欧州版といったところでしょうか。Euro NCAPでも衝突安全性が優れるモデルを公表しており、最近ではX5がトップクラスにいます。ちなみに、IIHSには大型SUVのジャンルがないため、X5の試験が行われていません。

このように、欧州も自動車産業への取り組みは非常に活発です。とくにドイツの場合は、先進事業よりも自動車産業への投資額が大きく、国が一番力を入れている産業といえます。先進国の中でも、こういった方針をもつのはドイツくらいのものでしょう。その予算額は、日本が自動車メーカーに投入する金額の数十倍とも言われ、巨額の資金が研究開発に使われているのです。衝突安全性をはじめ、走行性能、快適性能など、あらゆる性能を徹底的に煮詰めるだけの環境があるのですから、車体の完成度が高いのも納得できます。

安全だから、あえて「安全」とは強調しない

シャシー剛性、強度、データ収集、研究意欲…以上4つの観点から、BMWの衝突安全性について解説してまいりました。まとめると、BMWは量産車として、世界でも最高クラスの安全性を誇るモデルと言えるでしょう。これについては、もう1つ面白い話があります。

それは、これだけの安全性を秘めていながらも、「歓びを感じられるドライビングこそ、BMW」という独自の哲学のもと、BMWでは走行性能のみを主張するということ。ドライビングを楽しんでもらうことが第一で、それ以外の要素はふとした時に感じてもらえれば良いと考えているのです。裏を返すと、これは安全性への絶対的な自信を意味します。

安全性は、クルマにおいてもっとも重視すべきポイントです。本当に安全なクルマに乗るならば、ぜひBMWを選んでみてはどうでしょうか?

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