BMWと子育てのいい関係

人生において子どもができて子育てが始まるということは大きな転機ですが、カーライフにおいてもそれは非常に大きな転機となります。人生の中でも子どもが小学校に上がるまではファミリーカー(というカテゴリーは今はないようなものなので、居住空間を確保するために走行性能を犠牲にしたようなクルマ、という意味でとらえていきたいと思います)に乗っていたんだよねー、という方は多いのではないでしょうか。BMWと子育て、一見すると似つかわしくないように思えますが、本当にそうなのでしょうか?

ファミリーカー今昔

老いてなお壮健なクルマ好きの知り合いが、子育て時期だけは某国産ワンボックスに乗っていたことを先日聞いてびっくりしました。イメージに合わない…でもそれが現実なのでしょうか。当時は、それが仕方のない現実だったのでしょう。でも今のクルマは当時とは大幅に変わっているのも現実なのです。

例えば、「子どもはドアを勢いよく開けて隣のクルマにぶつけてしまうからスライドドアが良い」という説はよく耳にします。しかし、BMWの安全性を確保してくれるその厚みのあるドアを隣に勢いよくぶつけるほど腕力がつく頃にはもうそのようなあけ方をしない分別がついていることでしょう。そして無段階といってもいいようなドアストップの機能は開けすぎを防止してくれます。

安全性こそ最も求められる要素

「内部空間がやっぱりワンボックスは広いよ」という声も耳にしますが、それはもちろん設計思想がそうなっているのでそうでしょうとしか言いようがありません。しかし、そこに走る時の楽しさはあるのでしょうか?そして万が一事故を起こした時の安全性は担保されているのでしょうか?価値観は人それぞれだと思いますが、大事な我が子に万が一の時にも生命に危険が至らないクルマこそが子どものためのクルマ、現代の「ファミリーカー」なのではないでしょうか。BMWで子どもを後部座席に乗せて高速道路を走る時の安心感は、まさに安全性に裏打ちされたものです。

3列シート問題

子どもを妊娠すると世の奥様方は「3列シートにしなきゃ!」ということでミニバンを選ぶ傾向にあるようです(最近はその傾向も緩和?されてSUVに焦点が移ってきているようですが)。なんで子どもが生まれると3列シートなのでしょうか?一人、いや二人子どもがいてもチャイルドシートを2つつけて、いずれにせよ5人乗りで十分ですよね?実はそこには深い理由があるのです。お察しの良い方はお気づきかもしれませんが、奥様は「私の家族」をクルマに乗せることを考えているわけで、それはとりもなおさず「奥様のご両親」が意識せずにカウントされているのです。だから「子どもが生まれたら普通の3シリーズでは大人3人しか乗れないからお父さんお母さんが乗れない…3列シートね」と無意識に考えている可能性が高いのです。つまるところ奥様の(無意識の)願望的なものに、男性陣が唯々諾々と従い、3列シート車の購入に向かっている方も多いのではないでしょうか。だったらBMWの2シリーズグランツアラーで十分でしょう。3列目は本当に補助席のようなセッティングですが、たまに奥様の両親と一緒に家族で出かける程度であれば問題ないでしょう。

家族ってこういうものだよねという幻想

3列シート問題と似た問題でこれまた根が深いのですが、子どもができたら今までと生活スタイルを一変させて、子どもの教育資金を貯金して、クルマは国産のお値段の手頃なワンボックスにして、という幻想を持つ人が多いように思います。これは男女問わず自分で自分に催眠術をかけているようなもので、傍から見ていると滑稽なのですが、信じ込んでいるのでどうにもなりません。例えば「え?子ども?あぁ生まれたよ?そろそろ1歳ぐらいかな。生活はまぁ子ども見てなきゃいけないから少しは変わったけど、基本は同じだよ」という反応をする人のほうが一般的に自然体ではないでしょうか。子どもが生まれたからこうしなければならぬ、こうあらねばならぬ、の呪縛から解き放たれましょう。慌ててクルマを買い替えるなどの愚はおかさず堂々と折を見てX3シリーズあたりを買えばどこからも文句は出ないはずです。「え?あぁ買い換えたけどいつものX3シリーズだよ?別に何も変わらないし」で良いのだということを力説したいのです。

静粛性ってファミリーに大事なものです

平成も終わろうとしている昨今はいざ知らず、昭和の頃は食事の時にはテレビもつけず静かに粛々とごはんを食べて、「ごちそうさまでした」を言うまでは最低限の話題しか口にしないものでした。ドライブの時も静かな車内であれば「あら、向こうの山があんなに緑が鮮やかになっている。もうすっかり春ね」とか「おや、うぐいすが谷渡りをしている鳴き声が聞こえるね」などということになりますが、昨今はやりの小さいエンジンをターボでがりがり回すけど車重は軽くしたいからボディは薄い、というクルマではとてもとてもそのような話をするどころではありません。どなるようにして話をするからドライブ自体もささくれだった雰囲気になってしまいます。その点BMWはエンジンをダウンサイジング(小排気量のエンジンにしてターボをつけて燃費対策をしています)しても騒音対策がしっかりしているので会話がはずみます。まさにファミリーカーです。

BMWという本質的な良さを持つクルマに乗ること

人は「使うもの、接するもの、会う人」に応じた成長をしていきます。お金の多寡の問題ではなく、本質的に良いものや人に接することが重要なのです。BMWは本質的にクルマ作りというものを見つめ続けてきた会社です。そのBMWのクルマ、ホンモノの車に子どもの頃から乗せてあげるのは成長に良い影響を与えるはずです。作家の森博嗣のエッセイにこのような一文があったのを覚えています。「良いものに囲まれて暮らすのは大事なことだ。今の時代、安い値段でそこそこのものが簡単に手に入る。だが、そこそこのものに囲まれて暮らすとそこそこの人生になってしまう。悪口ではない。(後略)」

BMWと子育てのいい関係

このように考えてみると、クルマ選びというものは生き方に通ずるものがあるのだと思わざるを得ません。都心に住んでいる方は必要ないかもしれませんが、クルマは日本の大部分の地域で生きる人にとって必須のものです。どんなクルマに乗ってどんな仕事をしてどんな生き方を自分の両親がしているのか、というのは子どもの心に刻み込まれます。安全性という我が子を守るために必須な条件を十二分に満たした上で、静粛性や他車に対する安全性、そしてBMWで駆け抜ける歓びを親子で体感するというのは得難い子ども時代のワンシーンなのではないでしょうか。きっと素敵な思い出がたくさんお子さんの胸の中に残るはずです。

まとめ

子育て期間の夫婦関係におけるクルマ選びについてしぼってまとめてみましたが、BMWをクルマ選びの選択肢の1つに入れてみてはいかがでしょうか?一度お子さんを連れて試乗してみたら、車内ではいつもと違う会話が生まれるかもしれませんよ。

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